水質測定の重要性と知識 亜硝酸と硝酸塩について
水槽内からアンモニアが検出されなくなると次に検出されるものが亜硝酸になります。亜硝酸はアンモニアほど毒性は高くないですがエビなどの水質に敏感な生態には致命傷になることもありますので気にしなくてはいけない問題です。順調に硝化バクテリアが働きだすと2週間程度で検出されなくなるものですので、もしいつまでも亜硝酸が検出されるようでしたらバクテリアの繁殖に障害があることを疑ってみたほうがいいかもしれません。
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亜硝酸が検出されはじめる時期から珪藻と呼ばれる茶色い苔が発生しだします。珪藻は亜硝酸態の窒素分を好んで増殖するため、いかにこの時期に窒素分を除去できるかが鍵となってきます。対策としてはフィルターのろ材に吸着性の高い活性炭を入れたり、換水の頻度を高め水中の窒素分を速やかに排出することが効果的です。
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ろ過が順調に機能しだすと亜硝酸は速やかに硝酸に変化し水草に吸収されていきますが生態の入れ過ぎやろ過能力不足による蓄積は藻類の発生を招き、水草や熱帯魚にとっても望ましくない環境になってしまいます。よって定期的に硝酸の値を測定することもお勧めいたします。
硝酸の値としては2mgNO3-/?以下であれば良好な状態と言えます。5〜10mgNO3-/?以下ですと栄養過多の状態で慢性的にこの状態が続くようですと生態の入れすぎが考えられます。20〜45mgNO3-/?ではかなりまずい状態で、ろ過フィルターの増設や生態の移動など早急に対策をすることをお勧めいたします。
このように水質測定では水槽内のいろいろな情報を知り得ることができるため情報収集や定期チェックとして活用することをお勧めいたします。アンモニア、亜硝酸、硝酸ともに測定結果が良好であれば時間の経過とともに水質は安定へと向かいます。
最後に文章の途中で触れました珪藻の問題についても説明させていただきます。水質測定を行い、アンモニア、亜硝酸、硝酸ともに問題ないのになんだか茶色い苔に悩まされる事がありますがそれは窒素分が過剰になってしまっているからです。その窒素分はソイルなどに含まれる腐植酸や熱帯魚の糞などの分解時、餌の食べ残しの分解時、水草の肥料などさまざまな場所で生成されていますが水槽立上げ時は水草に勢いがないため処理しきれなくなり珪藻が増えてしまうのです。
水草が元気になり勢いが増してくると窒素分は吸収されるため珪藻には回らずに珪藻は消えていくのですがこの時期に勘違いをして水草の元気がないからと言って液肥などをいれてしまうと逆効果になってしまいますので注意してください。あくまでも水槽立上げ時は富栄養化になっているとの認識をお忘れなきように。
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